<助詞とかけて女子と解く>



 言葉というのはおもしろいもので、一定のルール(文法)がありながらまるでそのルールを意識せず会話できるものである。

 「那覇  行く」と言ったとしよう。ある程度は理解できるが完全ではない。那覇は名詞、行くは動詞、名詞+動詞の形では不十分なのである。那覇の後に「へ」「まで」を入れて、那覇へ行くとか那覇まで行く・・の形にしたら完全の文章になる。名詞、動詞、形容詞などは独立(自立)しておりそれぞれ意味がわかる。例えば”美しい鳥が飛ぶ”の美しい、鳥、飛ぶの三つの品詞は自立しているので意味が解る。”鳥が飛ぶ”の「が」だけ言っても意味不明なのである。この「が」とか前述の「へ」「まで」のことを助詞という。文章とか会話とかはこの”助詞”がなければ不十分である。すなわち助詞とは、付属語で活用がなく、自立後に伴って使われ、他の語との関係を示し、また一定の意味を添える語のことである。要するに他の品詞を助ける役目をする”詞”と思えばよい。

 助詞には副助詞、格助詞、係助詞、終助詞などがあり、学問上は複雑となるが日常の会話にはこれらの面倒くさい助詞が頻繁に使われいちいち意識などしないですむ。

 副助詞のウチナー風使い方から始めてみよう。

 ゴルフビケージソーン(ゴルフばかりやっている)

 この場合ビケージ(ばかり)が副助詞である。この副助詞君のビケージは沢山の使われ方がある。バカーイ、ビケー、ビカージ、バカージ・・・とバラエティーに富んでいる。

 ウチナービケーンという某家電メーカーのキャッチがあるが、ウチナーバカージ、ウチナービケージでも十分意味が伝わります。

    俺ばかーるやたる(俺だけだったよ)

    俺ばかーいうせぇーてぃ(俺だけ馬鹿にして)

まだまだありますが次の終助詞の番。那覇んかい行ちゅみのみは終助詞です。ウチナーンチュは”ヒャー”を連発するがこのヒャーも終助詞なのです。ヌーソーガヒャー(何をしているか)は上品とは言い難いが男子が日常使っているコトバ。上品な終助詞はサイです。

  ウンジョー飯物ウサガティーサイ(貴方はご飯をいただきましたか)

  解やびらんさーさいとかのサイは男性コトバで女性はタイとなります。

  格助詞に移る。 

   口とぅ尻ぇー当たらん(言行不一致)

    汝とぅ俺(貴様と俺)とかのとなどが格助詞です。

係助詞の用法をひとつふたつ。

    ゴルフんかいが行ぢゃら居らんさー(ゴルフにでも行ったのか居ないよ)

 チャッサ儲きたが?は疑問語と呼応する場合の用法。(幾ら儲けたか)

 これらの他、接続助詞、準体助詞とか頭が痛くなるほど難解な助詞であります。まるで女子みたいに扱いにくいが居ないと困る存在であります。



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